「お爺さんの不思議な話」 お爺さんの思い出3
そんな風が何故吹くのか・・・だったよね?
その理由は彼女のある行動から分かったんだ。
彼女と散歩した日の次の日のこと。
公園で彼女と鬼ごっこをしていたときのこと・・・
「鬼さんこ〜ちらっ♪」
「絶対つかまえてやっからっ!」
やけにあの子走るの速いな・・・
・・・はぁはぁ・・・。
「参った・・・降参だ。疲れた。」
「男の子なのに情けないね♪」
「・・・はぁ・・・あそこに座って休まない?」
「いいよ♪」
・・・こんな時に風が吹いてくれたらいいのに・・・。
「ねぇ。暑くない?」
「うん。そうだね。」
「風が欲しい??」
「!?・・・あ、うん・・・。」
なんで!?この子、僕の思ってたこと・・・。
しかも、「風が欲しい??」って・・・?