「お爺さんの不思議な話」 お爺さんの思い出
僕が、小学5~6年生位の頃の事かな?
僕は家の周りを散歩するのが好きでね。
・・・そう、特に公園でブラブラするのが好きだった。
ある夏の暑い日、その公園に女の子がいたんだ。
その子は見た感じ、小学1~2年生くらいだった。
一人でただ立ってるだけで、僕は不思議に思ったんだよね。
少し寂しそうにも見えたから、話しかけてみたんだ。
「ねぇ、一人でどうしたの?」
「一人じゃないよ?友だちと話してたの♪」
その時、ふわっと風が吹いたんだ。
いや、ずっと吹いてはいたんだけどね。
彼女が話したとき・・・そう、ふわっと吹いたんだ。