♪Meg♪の色々なんか・・・w

はい。♪Meg♪が色々なんか書いていきます。毎日は交信しないのでご了承ください。

昼の君へ\夜の俺より 4



「結果どうだったよー」

「オワタ」「アカンかった」「見てよこれ」

「あらまぁあらまぁ…みんな全滅ww」

「そんなお前はどうなんだよ〜」

「俺かぁ?こんな。」

「…ん?んの一文字…?」

「おーい!ちょっとこの列のやつ集まれ!」

「ういーwwこれのことだろ〜?ww」

「そーそー。一斉に開くぞ〜…せーの!」

ご め ん ね 乙 !

「なwwwwるwwwwほwwwwどwwwwww」

「コテンパンにやられたーwwww」

「なんだよこれwwww丁寧すぎwww」

「この列の女仲良すぎかよwwwww」

「ホントそれなーwwwww」


俺はそんな会話を教室の端で聞いていた…
会話には参加していない…

何故かって…?
そんなの…できるわけないだろ…

まさかの…まさかのだよ…
返事きたんだよ…男ならまだしも女からきた…
言ったら野郎どもに…つ…潰される…

だ、黙っとこ()

しっかし、どうしよこれ。
いや、返事は書くよ。それが目的だし。
問題はこいつらにどう隠すか。
返事がどうかなんか聞かれるのは時間の問題だ。
せっかくのチャンス、邪魔されちゃかなわん。
もし言ってもみろ?
今日の放課後には俺のもとい彼女の机は
野郎どものクソな手紙でいっぱいになるだろう。
そんなんで俺まで愛想つかされたら…それは悔しい。
それはなんとしても阻止しなければ。
そうだな、知られるならせめて1ヶ月は空けたほうがいいな。
その位に続いてから知られたなら、誰も邪魔できないだろう。
まあ、2〜3回質問をかわせば皆他人に興味なんか
さほどないからほとぼりは冷めるだろう。
考えてみれば隠すのは楽そうだ。

そうなると、彼女の方だな…
なんで返事なんかよこしたんだ。
彼女も暇らしいとはいえ、やっぱり知らない野郎から
手紙が来たらキモいだろ。

…物好きなんかな。

彼女とどんな関係になるか
これから面白そうなことにはなりそうだ。

改めて見ても、いわゆるギャルとかじゃなさそうだし。
あと、ネットスラングは分かるらしいから
話はしやすそうかな。
この手のネットスラング使えるってことはオタクか…?
笑でなく、wを使うって
7〜8割がたオタクだよな。
てか内容からして9割オタクだ。
構わないし、そのほうが話題も振りやすいし、
てか普通にオタクのほうが話が合って好きだし。
でも腐女子はちょっとなぁ〜
話は分からなくはないが、抵抗あるわ。
俺、男だしな。うん。腐男子ではないからな。
ま、察してくれるだろ。
なんたってオタクなんだから、
そこらへんはわきまえてくれるだろう。

あとは距離を探り探りかな。
たまにはオタだけでなく
普通の会話も滑り込ませてっと。


思ったけど、たまには電子機器使わずに
自分の手で文字を書くのも楽しいな。

TwitterとかLINEじゃこんな考えて文章書かないわ。

電子機器は本当に人間をダメにしますねっと。

よーし、飯っと。


昼の君へ\夜の俺より 3






全日制の名も顔も知らない誰かへ
(この机を使っている方なら、どなたでも開封してどうぞ)


突然のお手紙失礼します。
多分ここのクラスの女子の机の中には
男どもの手紙が一通ずつ満遍なく入っていることだろうと思います。
まー言ってしまえば、俺もその一人です。
誰がどんな手紙を書いているかなんて
知ったこっちゃないんですけど(笑)
多分、大抵が女子狙いだと言っても過言ではないかと。
俺は違いますよ?
全く女子を狙っていないかというと嘘になりますが(笑)
実は授業中が凄く凄く物凄く暇でして。
全日制の授業はそれはそれは難しく
暇なんてないかもしれませんが、
よろしければ手紙でお相手願えませんでしょうか?
あ、もちろん女子からの手紙だと嬉しいです。
かと言って全日制も総合学科ですよね?
なら授業中は女子だけが使う机でも
ないから…野郎でも大歓迎(笑)
別にホモじゃないぜww

俺の趣味は歌ですかね。
ギターも少しやってましたが、
ギターはコードを覚えるところで諦めました(笑)
いくつかは抑えられるので、弾けなくはないです。
ジャンルとしてはなんでも聞きますね。
音楽ランキングに載るような曲なら
聞き馴染みがあるかな。
あと、割とオタクな部分があるのでクセのないアニソンなら。
逆に演歌とかは聞かないかな。そのくらいです。
好きなものとしても
アニメを挙げさせてもらおうかな。
他にも好きなものはあるけど、男限定になりそうなので。
やっぱりなんでも見ますよ。
最近はおそ松さん見てます。
推し松はおそ松とカラ松ですね。
あの二人は男が憧れる要素を持ってますから。
他にもジャンプ系とか、
東京喰種、サイコパス進撃の巨人とか。
思い切り女性向けでない限りは語れるかと。

まあこんな感じです。
かなり不信感は拭えないかと思いますが、
ちょっとした暇つぶしだと思って
お返事いただけると嬉しいです。

夜の俺より






昼の君へ\夜の俺より 2



授業までは…あと5分か
なんか野郎どもがたむろってんなぁ

ん?しかもヒデの奴、
面白え顔してんじゃねえか…うっわブッサイクww

「おいカズ!」
「なんだー」
「ちょっと駄弁ってて面白いこと思いついたんだ」
「それで?」
「お前もやらない?」
「…いいから内容を申せ」
「ウッスwwあのな、
俺らは定時制だけど、ここ全日制もあるじゃん」
「あぁ。」
定時制の女とかケバい化粧のブスばっかじゃん」
「はいはい、そういうこと言わないー」
「かってえなお前〜「うるっせ」
「だからさ、全日制の女に手紙書かねえ?」
「女狙うのに手紙とか小学生かよwww」
「机の中に入れといてさ、返事を待つ」
「んで、それのどこが面白いってんだよww」
「もうすでに笑ってんじゃねえかよww
これをな、集団でやったら
どんな反応されるかなって話ww」
「なるほど。気持ち悪wwww
突然定時制の野郎ども集団から手紙が来て、
さらにその手紙ときたら
女狙いの欲がダダ漏れな訳だろwwwクソかよwww」
「な?面白そうだろ?ww」
「興味はあるけどさ、あまり良い気持ちはしないな」
「やっぱ堅えよお前ww
女遊びもできないウブかよ☆
ちょーかわいいなカズ♡ww」
「やめろ気色悪いwwwわかったよ、
やりゃあいいんだろー。」
「待ってました♡」
「おいお前ら。絶対裏切んなよ‼︎」
「じゃあ明日決行なー」

「「「「ウーッス‼︎‼︎wwww」」」」

「…はーい、いーい?
授業を始めまーす。号令よろしく。」
「きりーつ、礼!」

なんかよくわかんないが、
授業の暇は手紙を書くことで潰せそうだ。
内心なかなか面白そうだなとか
これで彼女でも出来ねえかなとか考えてるのは内緒だ。
内緒も何も多分ここにいる野郎どもも
そんなことしか考えてないだろうけどな。
俺も男だねぇ。





新しく書いてみる

うちの高校は全日制と定時制
両方が存在しているから
これ、設定としてはなかなか面白く
使えるんじゃなかろうかと思ったところ
なんとなく思いついたから
書いてみようかなと

ところどころにしかストーリーを決めてないし
今、着地点も思いついてないから
つらつら書く感じになる
でも一本ものだよ

私の固定オリジナルキャラは
シエラだけになりそうだ…

いつもよりは長めにするつもりでいて
今回は小話で終わらせたくないなって思ってる

長編を書けるようになりたいんだよ!
練習だよ練習!
でも気分によっては書ききらずに打切っちゃうかもね!
気分によるわ!

主人公の設定が私自身が
モデルなのはいつも通りなんだけれど
男子にしてみたよ
しかも高校生だから青年ダァ

そういえば少年は書いたけど
青年は書いたことないなって思ったから

なんでそんなこと思ったか?
Foolが高校をテーマに書き出してたから
ただの便乗だよ☆


現役高校生のかく高校ものをお楽しみに…


昼の君へ\夜の俺より



つまらない。

とてつもなく授業がつまらない。

今使ってるプリントなんか
星の様にヒントだらけで分からないわけがない。
しかもこのヒント、北斗七星並だ。
北極星を完璧、示してるじゃないか。

もう配られた瞬間から即刻で答え埋まるよなぁ。

説明だってわかりきっているから聞く意味だってない。

本当につまらない。


これだけ聞いたら天才がつまらなそうに
平凡な授業を受けているように聞こえるだろ?

違うんだなー

別に俺自体はそこまで頭が良いわけじゃない。
それでもまあ普通よりは良い。
が、本当に頭の良いやつには到底及ばない。
いわゆる中の上ってやつ。

つまり授業自体のレベルが低いということだ。

ん?まだ状況がイマイチわからないって?
少し説明してやるよ。

ここはとある定時制の高校。
そして俺はこの定時制の高校に通う
中の上のそこそこな頭を持った生徒。

少し変な状況だって?まあ、そうかもな。

中の上なんだから全日制のどっかしらには
入れただろうになんで定時制に?
とか周りの奴に言われたりしたけど、
俺は別にそうは思わない。
全日制に行く気なんかそもそもなかったからなー。
そこまで無理していくもんじゃねえだろ?
全日制がなんだってんだ。

あ、いや別に全日制を貶してるわけじゃねえよ?
こちとら定時制ってだけで馬鹿にされるからな。
それで腹がたつのに同じことやるかっての。

んでなんだっけ。
あー俺が定時制に通う理由でいいか?
とりあえず普通の全日制に通うのは
嫌だったんだよなー。
だって、そんなんつまんねえじゃねえか。
なんか専門の学科なら全日制でもよかったんだけど。
刺激を求めてって言やぁいいかな。
似たようなこと考える奴は沢山いるもんでさ。
中の上程度なんだから必死こいて
勉強すりゃ合格できたかもしれねえな。
でもその程度の勉強もしなかったもんだから当然の様に落ちた。
行けるかなーなんて軽く考えてたんだ。
おかげさまで痛い目をみたよ(笑)

んでそのあとの話な。
親からはこれと言って俺を叱ることもなく
都立なら好きなとこ行けって言われてたんだけど、
叔父がとにかく全日制は狙えと煩くてさ。
その流れで二次募集も受けたが…
そこは全く希望もしてない普通科で、
さらに先生は高圧的ときた。
まあ嫌になるよな。
だからテキトーに済ませて、
また落ちた。

これからどうすっかなーって
パソコンで高校調べをしていたら
ここの定時制の高校を見つけたんだ。
定時制の二次募集はまだ募集中だったから、
すぐに見学に行った。

先生は全く高圧的でないどころか、
すごくフレンドリーだったし、
定時制だから髪色や服装は派手な奴が多いけど、
その割には落ち着いた雰囲気だった。
何よりの決め手は、
定時制なのに普通科ではなく
総合学科であったことだ。
すごく面白い学校だなと思った。

その後は全日制の受験が嘘かの様に
トントン拍子に決まった。

まあ、レベル自体は低いからな。
二次募集では主席だったらしく、
合格となり入学となった。

そうは言ってもこの高校は
定時制の中では上位な方でさ、
比較的落ち着いているしレベルも高い方だ。

実は授業でやっている内容は
全日制の普通科と大幅には変わらない。
ただ習うところは基礎的な部分だけで、
発展的なことはやらない。
ただただ優しくしっかり教えてくれる。
発展はやろうと思えば
先生は時間をとって教えてくれるしな。
求めればいくらでも勉強できる高校なんだ。

とにかく全日制の普通科
あまり変わらないってのは本当だ。
一年の頃にどうしてもこの高校のレベルが気になってさ、
全日制の友人からテストを見せてもらったんだ。
それなりにこの高校で学んだことで
解くことができたから間違いない。

だから俺がつまらないつまらない
言ってた理由は、
あまりにも丁寧すぎるからなんだ。
解説も丁寧なもんだから、
参考書なんかの解説が読み辛い
説明書を読む感覚なのに比べ、
解説も答えの様に見えてくる始末だ。

それでも得た知識はレベル的には
低くはないんだから不思議なもんだ。


…おっ、こんな事を頭ん中で
語っているうちに授業が終わった。

いやー頭ん中で語るなんて
俺ってばイッタイねぇ
さて、次の授業はどう乗り越えるかなぁ。


んじゃあ、また後でっと。

ふー、便所、便所っと…





艶葉樹比丘尼(椿比丘尼) 下

娘は何十年も茶屋をやり続けました。
しかし、何十年も年のとらない娘を見て恐れを抱いた客たちの足は次第に遠のき、
もう何十年もすると娘の知る者の
ほとんどがこの世を去ってしまいました。
年をとらず、孤独となってしまった娘は
どうすればいいかもわからず、
とりあえず茶屋を畳み旅に出ることにいたしました。
運命のいたずらか、娘は八百比丘尼と同じようにやがて尼となりました。
死を恐れる者にただ生きるだけの虚しさや寂しさを教え看取る日々をまた、
八百比丘尼と同じように送りました。
次第に戦争も始まりました。
死んでは朽ち果ててゆく様のみならず、
娘は互いに殺しあうという惨劇まで見続けたのです。
残酷な世の中と時の流れに
娘の心は疲れ果て、枯れてゆきました。
娘はやはり死ぬことなく十五の姿のまま生き続け、
いつだか戦争も去って行きました。
娘は、ここで一区切りかというように自分の故郷へ向かうのでした。

いざ帰ってみれば、人や建物は違えども
自然の景色は変わらないではありませんか。
娘はほっとし、涙を流しました。
足早にかつてのお寺へも向かいました。
こちらも変わらない姿でありました。
ここらは寺があるということで攻撃対象から外れ、戦禍を免れたのです。
洞穴は万が一のため防空壕として整えられていましたが
使われることなくそのまま残っていました。もちろん椿も…。
自分と同じように姿を変えずに残っていた景色に
娘はもう一度、涙しました。

その様子をお寺の住職は見ていました。
住職は娘の前へ現れ、
「なぜ泣いておられるのですか?
よろしければ、お話だけでも如何ですか」と優しく娘に語りかけました。
娘は自分の不老不死のことや、
送ってきた人生を住職に話すことにしました。
ひととおり聞き終えると住職は言いました。
「さぞ、お疲れになったでしょう。私、実はあなたのお話と似たようなお話を知っていましてね。八百比丘尼と言います。」
住職はそのお話を娘に語りました。
娘はその時、やっと知ることになったのです。
自分が不老不死になった理由を。

「あの椿は八百比丘尼が洞穴へ入る際に
自らお植えになったものなのですよ。」
朽ちた八百比丘尼の肉体を取り込み育った椿は
不老不死の力をも取り込んでいたのです。
全てを知った娘は、八百比丘尼と同じ運命を辿ろうと
洞穴に入ることにいたしました。
「洞穴へ入られる前にお聞きしてもよろしいですか?」
「はい」
「ただいまはおいくつになられるのですか?」
「三百を数えたあたりでやめてしまいました。八百も生きた八百比丘尼様はお強かったのでしょうね…。」
娘は八百比丘尼の植えた椿で
また同じ運命を辿るものが現れぬように、
椿を抱え洞穴に入りました。

これで思い残すこともない。
死ぬことがなくとも
この体が朽ち果てるまで
せめて心穏やかであろうとしたその時、
娘は女の声を聞きました。
「私があなたの魂を導いて差し上げましょう」
「あなたはどなたですか」
「私は八百比丘尼でございます」
なんとその声は八百比丘尼だと言うのです。

「私の肉体は確かに滅びました。しかし、それでも死ぬことはありませんでした。こうして魂だけが残り続けてしまったのです。そのような私にできることは、迷える魂がここへ訪れた時、案内をすることだけです。誰かがこの役目をしなければ、ずっとこの世を彷徨うことになってしまいますしね。」
「そうしてあなた様はずっとここにおられるのですか?」
「はい。さようです。」
「あなたはやはり、お強い方なのですね」
「なんせ八百も生きましたから」
「三百の私なんて相手にもなりませんね」
「いえいえ、そんなことはありませんよ。私は世界を股にかけた戦争は知りませんから。ほら、早く参りましょう。あなたのおばあさまも待っていらっしゃいますよ。」
「あぁ…祖母のことを導いてくださったのもあなた様だったのですね。…はい。参りましょう。」

こうして八百比丘尼の魂によって導かれた娘は、
ついに最期を迎え、安らぎを得ることができたのでした。

八百比丘尼は魂としてこの世に残り続け、
今もなお洞穴で迷える魂を導いているそうな。


この娘の話はのち、
八百比丘尼伝説に埋もれてしまい
知る者はいなくなってしまったのでした。